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とっても遅ればせながら…

あけましておめでとうございます!


物凄〜く久々の更新です…
実は、去年末にパソコンが寿命を迎えられまして…
続・ウドチェル物語もキレイさっぱり消えちゃうとか…(涙)


とりあえず今回は生存報告です(笑)

相変わらず亀ですが、今年もどうぞ宜しくお願い致します!

日々 | 11:51 | comments(0) | -

幸せのカタチ

 窓枠に切り取られた、小さな世界。

世界を埋め尽くしていく白を見ていた。



貴方が残した足跡を隠して、まるで何も無かったみたいに。



でも、これで良かったのだと
私は信じている。



『一緒にゆこう。チェルシー』



とても嬉しかった。
涙が溢れてしまいそうなほどに。


それでも、私は



『一緒には行けません』



かつて祖父とウッドロウ様と共に過ごした。
慕わしい地。


『寂しくないと言えば嘘になります。それでも・・・私はこの思い出を守って生きたいんです』


ウッドロウ様は、じっと押し黙って私を見つめたあと


『私が、いつか王座を退いた時』

『君に側に居て欲しい』


それだけ言って。


私を強く抱きしめて
また全てを守るために去っていった。





とても強くて

孤独を抱えた優しい王様




私は、いつの日かを夢見る




この優しい記憶の残る地で、貴方の孤独を抱きしめて

ずっと、離れないでいられるように


TOD | 20:26 | comments(0) | -

決意の夜

 眠る貴方の顔を見ていた。


このまま、時間をとめて欲しい。
何度も思って。


それでも朝日は残酷に光の矢を射って
私と貴方を包んだ柔らかな闇を打ち消してしまうだろう。


そして私が、また貴方の寝顔に出会うことは、
きっと、二度とこない。


愛しいぬくもり。
ずっとずっと、離れても。

きっと、大丈夫。

私には、このぬくもりの記憶があるから。






きっと。
大丈夫。

貴方を守れる。

TOD | 19:58 | comments(0) | -

独占

掴んだ手首は、思いのほか細かった。

力を入れたら折れてしまいそうな
瞬時にそんな事に恐れを抱いて

それでも引き寄せずには居られなかった。









腕のなかにスッポリと収まってしまう小さな身体を、壊してしまいそうで

ゆっくり
ゆっくりと息を吐き出した。


彼女の髪からは懐かしいような、初めて知るような
甘い匂いが香って。


「ウッドロウ様・・・ずっとお慕いしています」


眩暈のような、甘い感覚。


もっと知りたい。

この匂いも体温も


空白を埋め尽くして


彼女の頬を伝う涙さえも愛おしくて
零れていってしまうのが惜しいほど


強く抱きしめて、知った。


これが、独占欲だと。

TOD | 21:49 | comments(33) | -

不満と不足

 「チェルシーは今の生活をとても気に入っているようだね」

思いがけず、冷たい声が出た。

人の気持ちに敏感だった子だ。

やはり彼女は声音に気付いて、私の顔をうかがった。





「ウッドロウ様は・・・今の生活がご不満なんですか?」


咎めるわけでもなく、彼女は透き通った声で呟いた。


「不満と言うわけではないさ。ただ、もっと良くできるはずだとは思っているよ」


国も、君にも。
良く出来るはずなのに、どうしてこうも上手くできないのか。

不甲斐ない自分が腹立たしい。


離したのは私なのに、離れていた時間に嫉妬をして。
こうして、君に八つ当たりをしている。

そんな自分が苛立たしい。



そんな私に彼女は、掠れる声で呟いた。



「どうして私が満足できると思うんです?貴方の居ない世界で」


TOD | 22:14 | comments(2) | -